特別栽培(農薬使用量世界3位の日本)

こんばんわ。


一定量の雨が降り、畑も潤いましたね。水は命の源です。降らないとお困りますからね。

とは言うものの、夏場のゲリラ豪雨みたいなのがくると、作物は壊滅状態に陥ります。

特に露地で栽培されるもの。その時期だとブロッコリーなどです。

昨年度もお客様の農家さんでは、ゲリラ豪雨によりダメになってしまったところも有ります。


さて、表題の件ですが、日本は作物に使用する薬剤(農薬)使用量、なんと世界3位です。

銅メダルなんですよね。

1位 中国   2位 韓国   3位 日本


ま、中国はさておき韓国・日本とも国土が狭いです。狭いのに何故に使用量が多いのか。

これは国土が狭いという事が理由の一つです。

狭い土地で人口の多い日本の食を支えるには、農薬などを使用して多くの作物を作る必要が有ります。(農地集約型と言われています。)


農薬の使用量が多くても日本の農薬は安全だ!とイロイロなサイトでは説明されていますが、こんな記事が出ているのも事実です。(日刊SPA!さんの記事です)

どこまでが本当か分かりませんが、一部正しい部分も有ります。それは農薬使用に関する指導です。

農家さんに意見を聞くと、病虫害の予防は大切だけど、予防の為に、そんなに使うの?と思うことが有るそうです。


そんな中で、少しでも農薬の使用量を減らす努力をされているのが

特別栽培や有機栽培です。


環境循環の悪化を懸念し、使用量を減らす対象の農薬を「節減対象農薬」と言います。

その節減対象農薬の成分使用回数が、通常の半分以下で栽培するのが特別栽培です。

(例)群馬県・露地栽培のナス

慣行回数(過去のデータにより、平均して使用する回数)30回。それ以外に化学肥料の使用量も有ります。

∴ 節減対象農薬の成分使用回数が15回以下だと、特別栽培となります。


この回数で元気で美しく安全な作物の栽培を目指している農家さんがおられます。

農家さんは、「出来れば農薬は使いたくない。」と話される方が多いです。

そうした特別栽培や有機栽培に少しでも貢献できるように検証したのが、私達の新肥料です。

このトマトも、新肥料が散布されています。強くて元気で味見の良いトマトになってくれました。


こうした農家さんにも困ったお話があります。それは流通価格。

ある農家さんが、農薬を減らすために弊社の新肥料を使用して下さいました。結果、他の畑より大きく育ちました。

農家さんは「努力の甲斐があったよ。良かった~。」とお話されますが、問題はココから。

買い取り価格に、その努力が報われない事です。


あるセクションから

「それだけ努力しても、買い取り価格は変わらないからね。」

「そんな事したら、他の農家さんが困るから。」

だそうです。


努力をして、よい物を作る努力が報われない。それでも、その農家さんは続けます。理由は・・・

「これから先、何十年と農家をやる中で、少しでも薬剤の使用量が落とせれば体の負担が減る。」

「それは、安心して後継者に繋げる大切な作業でもあるから。」


こうのようなお考えをお持ちの農家さんに、私達はこれからもアイテムを通して微力ながら貢献できるように進みたいです。


更に効果が持続するよう、今年はニューバージョンを検証します。

ご協力者さま。熱烈歓迎です^^

クシティ 「(株)クシティ」

株式会社クシティのホームページへようこそ。記事・写真の転載は事前にご連絡下さい。 食品加工工場から塩素・アルコールを削減。畑から農薬を削減。 これが私達のお仕事の一つです。

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