命・命、そして命

こんばんわ。

日常の業務が多く、なかなか更新できなくて申し訳ないです。


今日は、ハリ・パウダーや新肥料のお話ではなく畑で感じる事、考える事を少し書きたく思います。

個人的な思いを書きますので、どうかご容赦下さいませ。


現在の畑ですが順調に作物が育っています。

一日の収穫量は、平均して今の所、コレくらいですね。

右のナスは、受粉後にホルモン剤を誤って噴霧してしまった物です><


農薬を出来るだけ使用しないで栽培しているので、キュウリのように虫の障害も出ることが有ります。虫を退治する時に思うのが・・・・「この虫も命なんだよね」って事なんです。

オオタバコガの幼虫は、ナスの実も食べます。

このように穴を開けてしまいます。

今だと、虫が混入していると、即返品されます。

自分が子供の頃は、野菜に虫が付いていても、当たり前だったように記憶しています。


いつから野菜は、「虫も居ない、見た目がキレイなものが良い品である。」となったのでしょうか。

確かに、害虫を駆除しなければ収穫量が減ります。これでは生産者の収入も減ります。

ただ、それと、商品の価値観は違うのではないか。と、個人的には思うのです。


先日、直売所に畑で収穫したナスを持って行きました。

黒く光ったキズの無い状態でしたので、「このようなナスであれば、良い値段で買ってもらえますよ」と言っていただきました。

虫はデンプンで駆除したり、それなりに手を掛けた結果が良くて嬉しく思います。


そして、こうも言われました。

「キズの多いキュウリなどは出品しないで下さいね。」と。


同じように手を掛けて、たまたま風などでキズ付いてしまったキュウリ。これも命です。


市場に出る野菜達は、キレイな物が多いです。

キレイに栽培するため、薬剤の使用も必然的に増えます。

過去にも書いていますが、生産者さんは自家消費する野菜に農薬は使用されません。

鳥達も、出荷用の野菜ではなく、自家消費用の薬剤使用が無い野菜を食べに来ます。

このような現実を、どのように考えるかは、個人の価値観ですから、それに意見を言うものではありません。


少し曲がっていても、キュウリはキュウリなんですよね^^


キレイな作物を栽培するために、虫を駆除し、収穫した命を頂いて私達は生きています。

畑で作業をすると、こうした考えが深くなってくるのです。

それから、少しでも地面に余地が有るのなら、家庭菜園をお子様と一緒にやって欲しいとも感じます。感じる事が多いと思うのですが・・・・・


また更新が空くかもしれませんがお許し下さいませ。

クシティ 「(株)クシティ」

株式会社クシティのホームページへようこそ。記事・写真の転載は事前にご連絡下さい。 食品加工工場から塩素・アルコールを削減。畑から農薬を削減。 これが私達のお仕事の一つです。

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